金融機関の相続手続き
このページでは、母の遺産を相続するために金融機関に必要な手続きなどを実体験に基づき掲載しています。
相続手続きの全体像については、「相続手続きの話」に掲載しています。
母を看取り、葬儀を終え徐々に始まった相続手続き・・・父の相続手続きも私が行いましたが、すっかり忘れていました。
全ての相続手続きが完了したので、忘備録として残す事としました。
本掲載内容は、私の体験情報になります。
相続されるご家族の状況(遺産種別、住居地等)により手続きが異なる事をご理解下さい。
私の相続状況
登記相続申請、金融機関相続申請には、遺産分割協議書と法定相続人の印鑑証明が必要になります。
既に父は亡くなっており今回は残された母の死去に伴う手続きをしました。
母の最後の住所地と本籍地は同じです。
法定相続人は、私と弟の二人です。
相続する財産は、預貯金と実家(家屋と土地)が主なものです。
実際の金融機関手続き
母名義の銀行口座は、百五銀行、三十三銀行、イオン銀行、SBI新生銀行、ゆうちょ銀行でした。
金融機関についても、サービス付き高齢者住宅の入居した時点で管理を任されていたので把握していました。
ゆうちょ銀行は、管理を任された時から残高が0円でしたので、窓口で相談したところ解約手続きを私が相続人代表者(本人確認あり)として行いました。
各金融機関に相続手続きを申し出ると預貯金は凍結されます。
葬儀等に必要な費用に補填できる現金がありましたので、特に凍結を意識しませんでした。
口座のある個々の金融機関に手続きが必要です。
下表書類の原本提出が必要です。
公的な書類(法定相続情報一覧図、印鑑証明、遺産分割協議書等)は返還されます。
窓口で手続きを行うと、その場でコピーを取り返還されます。
窓口の無い金融機関の場合、一旦提出し、後日、郵送で返還されます。
(注意:イオン銀行は店舗に窓口はありますが、窓口では相続手続きの対応はありません)
(注意:SBI新生銀行は遺産分割協議書の提出は不要とあり代わりに相続人代表選任届が必要とありますが他行と同じく遺産分割協議書の提出でOKでした)
書類名 | 内 容 |
仮相続手続依頼書 | 金融機関窓口で、所定の用紙に記入 認印必要 |
法定相続情報一覧図 | 相続人全員を確定するために必要な書類 |
遺産分割協議書 (印鑑証明書添付) |
遺産分割協議書に署名捺印した相続人全員の印鑑証明書の添付 |
相続手続依頼書に署名捺印される方の 印鑑証明書 |
遺産分割協議書に添付したので不要 |
被相続人の通帳・証書 | 手続き完了後返還されます キャッシュカードは自己保管し手続き完了後自己廃棄 |
相続手続依頼書 | 金融機関毎に定められた様式 窓口で申し入れ後、郵送 |
手続きの流れ
<窓口のある銀行>
窓口で手続き後、相続手続依頼書等が3日から1週間で到着
相続手続依頼書等を返送すると1週間から2週間(返送日から)で完了通知と通帳の返還
完了通知と通帳の返還前に指定した返金方法で振込等が完了しました。
<窓口のない銀行>
連絡後、相続手続依頼書等が1週間で到着
相続手続依頼書等を返送すると1週間(返送日から)で原本返還
相続手続依頼書等を返送から10日から3週間(返送日から)で完了通知と通帳の返還
完了通知と通帳の返還前に指定した返金方法で振込等が完了しました。