相続手続きの話

母を看取り、葬儀を終え徐々に始まった相続手続き・・・父の相続手続きも私が行いましたが、すっかり忘れていました。

全ての相続手続きが完了したので、忘備録として残す事としました。

相続手続きと言っても、役所への手続き、公共料金関連の手続き、不動産登記の手続き、金融機関への手続きなどがあります。

どの手続きから進めるのが良さそうかの目安についても私見を掲載していますのでご参考になればよいかなと思います。

本掲載内容は、私の体験情報になります。

相続されるご家族の状況(遺産種別、住居地等)により手続きが異なる事をご理解下さい。

私の相続状況

既に父は亡くなっており今回は残された母の死去に伴う手続きをしました。

母の最後の住所地と本籍地は同じです。

法定相続人は、私と弟の二人です。

相続する財産は、預貯金と実家(家屋と土地)が主なものです。

相続手続きの進め方

登記相続、銀行預金相続には戸籍謄本、住民票、印鑑証明などが必ず必要となる為、法定相続情報証明制度を活用し各種原本の部数を減らし進めました。

私の場合は、各窓口の予約等もあり概ね次の順序となりました。

相続財産の把握>>>市役所>>>年金事務所>>>地方法務局(法定相続情報証明)>>>窓口のある銀行>>>地方法務局(相続登記)>>>窓口の無い銀行

相続手続き実際の進捗

相続手続き実際の進捗

結果的には、2か月と20日ほど掛かってしまいました。

満中陰等も進めなければならず気持ち的に考える余裕が欲しくゆっくりと進めました。

法定相続情報一覧図の申請をもう少し早く始めれば2週間ほど短縮出来たと思います。

遺産分割協議書は1通しか無いため、相続登記、窓口で処理できない銀行の手続きは重ならない様に進めるしか出来ないのも時間の掛る要因でした。

相続手続き概要

相続手続きと言っても、役所等への届け出、財産に関するものなど多用です。

項目名をクリックして頂くと実際に行った手続きの詳細ページに移動します。

相続財産の把握と相続税

相続財産を把握し、非課税の判定、分割方法などを検討しました。

相続財産には、預貯金、現金、不動産でした。

遺産分割協議

正式の遺言書が無いので、法定相続人(私と弟)同士での協議を行いました。

遺言書は、ありませんが母の遺志は兄弟で理解していたので、問題無く終えました。

相続後の市役所での手続き

後期高齢者医療保険、介護保険、葬祭費請求など各種手続きが必要です。

手続きは多いですが、丁寧な説明があるので2時間程で完了しました。

上下水道に関する手続きも必要でした。(NHKとガスは解約済み、電気は私が支払いに変更済み)

相続後の年金手続き

市役所の年金窓口で「年金手続きのご案内」があり準備する書類等を教えてくれます。

予約した日時に年金事務所で手続きをしました。

所要時間は20分ほどでした。

法定相続情報一覧図発行手続き

相続手続きを進める上で必要な各種原本の部数を減らす為、法定相続情報証明制度を利用しました。

法定相続情報一覧図の発行を申請し受領しました。

金融機関の相続手続き

母名義の銀行口座は、百五銀行、三十三銀行、イオン銀行、SBI新生銀行、ゆうちょ銀行でした。

金融機関についても、サービス付き高齢者住宅の入居した時点で管理を任されていたので把握していました。

ゆうちょ銀行は、管理を任された時から残高が0円でしたので、窓口で相談したところ解約手続きを私が相続人代表者(本人確認あり)として行いました。

相続登記の手続き

実家の土地と家屋は母名義です。

相続登記申請を行い名義を私に変更しました。

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